
マンチェスター英語留学費用を抑える4つのポイント
サッカー好きなら知らない人はいないというくらい有名なマンチェスターですが、実は英語留学にもおすすめの場所です。
ですが、英語留学をする場合、まず気になるのが費用でしょう。
そこで今回は、マンチェスターへ英語留学をする際、学費や生活費、渡航費用はいくらなのか内訳を紹介していきます。
マンチェスター留学にはどのようなメリットがあるのか、少しでも費用を抑えるコツはあるのか詳しく解説していきますね。
マンチェスターはどんな都市なのか基本情報を解説
首都ロンドンから電車で約2時間、イングランド北部に位置するマンチェスターは、イギリス第2の都市とも称される活気ある大都市です。
国 | イギリス |
マンチェスターの人口 | 約55万人 |
通貨 | イギリスポンド(通貨記号:£) |
最寄り空港 | マンチェスター国際空港 |
日本との時差 | -9時間(サマータイムは-8時間) |
気候 | 最低2度/最高21度(年間平均) |
気候は日本と同じくらいで、雨が多いことでも有名なマンチェスターですが、夏場でも日本のようなジメジメした暑さにはなりません。
ベストシーズンは5月から9月。過ごしやすい時期に留学をしたい場合は夏ごろを狙って渡航してくださいね。
マンチェスターで英語留学をする5つのメリット
マンチェスターはイギリス第2の都市と言われるほど人口が多いものの、日本人の留学生はほとんど見かけません。
日本人が少ないからこそ英語留学に最適な場所なので、マンチェスターへ留学する5つのメリットを紹介していきますね。
- 教育レベルが高い
- 治安が良く住みやすい
- 生活費を安く抑えられる
- 歴史的建造物が多くイギリス文化に触れられる
- サッカーや音楽を楽しめる
女性1人でも安心して留学できると言われているほど治安も良く、さらに教育のレベルも高いマンチェスター。
集中的に英語をマスターするためには最適な場所なので、メリットを詳しく紹介していきますね。
1.教育レベルが高い
知名度も高く人口も50万人と多いマンチェスターですが、英語留学で訪れる日本人はごくわずかです。
そのため、日本語で会話をする機会も少なく、必然的に英語の習得スピードが上がります。
- 世界初のプログラム内蔵式コンピューターはマンチェスター大学で誕生した
- 2021年の50ポンド紙幣となった「アラン・チューリング」はマンチェスター大学を研究拠点としていた
- 国内トップクラスの大学が集中している
このように、英語を話すしかない状況で教育レベルの高い授業を受けられるので、語学以外の面でもメリットがたくさんあります。
英語を習得するだけでなく高水準の教育レベルを求めている人にも、マンチェスターはおすすめの留学先です。
2.治安が良く住みやすい
マンチェスターは治安が良いことでも知られる土地で、女性1人の語学留学にも最適です。
「人通りが多い道なら夜に1人で歩いていても平気だった」という声がある一方で、観光客が多い土地だからこそ注意しなければいけないこともあります。
- スリに合わないようボディバックにする
- 置き引きに合わないよう貴重品から目を離さない
- 1人で移動する際はタクシーを利用する
イギリス国内でも治安が良く住みやすいマンチェスターですが、日本とは勝手が違うため不測の事態への対策を練っておくとより安心して暮らせます。
マンチェスターのなかでも一部の地域では治安よくないと言われている地域もあります。普段から、日没後に知らない場所を1人で歩くことのないよう心掛けることが重要です。
3.生活費を安く抑えられる
イギリスは日本と比較すると物価が高く、日本では480円で購入できるビックマックは890円と倍近い値段です。(※2025年の価格)
しかし、マンチェスターはイギリスでもトップクラスの人口50万人以上の大都市でありながら、生活費が安いことで知られています。
- 住む場所のグレードを上げられる
- 観光やグルメなどに費用をあてられる
- 予算が限られている人でも留学できる
このように生活費を安く抑えられるマンチェスターだからこそ、メリットがたくさんあります。
節約できた分、イギリス国内を旅行したり、レッスン数を追加する費用に回すことができるでしょう。
4.歴史的建造物が多くイギリス文化に触れられる
18世紀から19世紀の産業革命の時代に中心的な役割を果たしていたマンチェスターは、現在もなお歴史的建造物が多く残されています。
観光スポットとしても知られているので、一度は訪れてほしい建造物を少しだけ紹介していきますね。
- マンチェスター大学
- 帝国戦争博物館
- マンチェスター博物館
- 化学産業博物館
- マンチェスター大聖堂
あげればキリがないほどマンチェスターには歴史的建造物が多く存在し、マンチェスター市庁舎は世界で1番美しいゴシック建設と言われています。
映画の撮影がおこなわれるほど新旧の街並みが顕在しているので、イギリス文化や歴史を直接肌で感じられるのもマンチェスターならではの魅力です。
5.サッカーや音楽を楽しめる
サッカーがマンチェスターで1番人気のスポーツで、世界屈指の名門クラブ「マンチェスター・シティ」と「マンチェスター・ユナイテッド」が存在します。
そのため、サッカー留学にもおすすめのマンチェスターですが、実は音楽好きの留学先としても知られています。
- イギリス最大の音楽団の本拠地
- ロックミュージシャンを多数輩出
- ライブハウスなど演奏できる場所が多く存在する
このようにサッカーだけでなく音楽も楽しめる都市なので、英語を学びながら日本では味わえない経験がマンチェスターで楽しめますよ。
マンチェスターの英語留学でおすすめの学校
マンチェスターのダウンタウンを中心に語学学校が多く存在し、英語留学の目的に応じて学校が選べます。
マンチェスターの中でもおすすめの学校をご案内します。
インターナショナルハウスマンチェスター
リーズナブルな料金で質の高い授業を受けたいならインターナショナルハウスマンチェスターがおすすめです。家族的な温かさのある学校で、生徒の目標達成を第一に講師やスタッフ一丸となってサポートしてくれます。
アクティビティも滞在オプションも豊富。またIELTS対策にも力を入れています。
Kaplan International Languages Manchester
アメリカやカナダにも校舎を持つKaplanのマンチェスター校。イギリス国内の他の都市にも校舎を構えるので、複数都市滞在したい方にもおすすめです。社会人の方にもおすすめの落ち着いた雰囲気の学校です。
今回紹介したおすすめの学校はほんの一例ですが、英語留学に最適な学校はいくつも存在します。
アメリカ英語に慣れている日本人にとっては比較的難しいと言われるイギリス英語ですが、ぜひ楽しみながらイギリス英語に挑戦してみてくださいね。
日本からマンチェスターへ渡航する際に必要な費用
マンチェスターは日本からの直行便はなく、アムステルダムやヘルシンキなどを経由して渡航しなくてはいけません。
日本からは14時間ほどで渡航できるので、渡航や留学中に必要な3つの費用を紹介します。
- ビザにまつわる費用
- 航空券の購入費用
- 海外旅行保険へ加入する費用
海外へ留学する際には航空券以外の費用もかかってしまい、目安としては半年で30万円、1年で50万円ほどかかってしまいます。
実際に渡航費はいくら必要なのか、詳しく紹介していきますね。
ビザに関する費用
イギリスへ留学する際の学生ビザは3種類あり、大きくわけると6ヶ月以内なのか7ヶ月以上なのかで変わります。
Standard Visitor Visa
6ヶ月までの語学学校就学の際、入国時に発給されるビザ
申請費用:無料(日本国籍の場合申請不要)
ただし、渡航電子登録(ETA)が必要です
ETA申請料:約3,000円
Short-term study visa(11 months)
6ヶ月を超えて11ヶ月以内の語学留学の際に発給されるビザ
申請費用:約38,000円
Student visa
12ヶ月以上の就学に発給されるビザ
申請費用:約60,000円
Youth Mobility Scheme visa
働きながら2年間の滞在、就学が可能なビザ。
申請費用:約56,000円
Short-term study visa(11 months)もStudent visaも東京または大阪のVFS Globalビザ申請センターに申請します。
なお、健康保険サービスは6ヶ月を超える滞在において必要です。1年あたり776ポンド(15万円ほど)、授業料や滞在費用とは別に考えておかねばなりません。
航空券の購入費用
航空券は時期や購入するタイミングで価格が変動するため、一概にいくらかかるとは言いにくいです。
おおまかな目安は20万円~30万円ほどと言われていますが、どこを経由し乗り継ぐのかでも費用が変わるので注意してください。
- 成田および羽田からロンドンを経由しマンチェスターへ向かう
- 日本からヨーロッパの主要都市へ行き、マンチェスターへ向かう
- アジアの航空会社を利用し、アジアで乗り継ぎマンチェスターへ向かう
最近では休暇シーズンに渡航すると直行便で30万円以上かかってしまうこともあるので、「そんなに高いお金は出せないな」と感じる場合は、時期をずらす、さまざまな航空会社の費用を比較するなど、最適なアドバイスをするので、お気軽にご相談くださいね。
海外旅行保険へ加入する費用
海外旅行保険は国によって変わるものではなく、プランに応じて保険金額が異なります。
マンチェスターは治安が良いとはいえケガや病気、万が一のリスクに備えて絶対に加入してくださいね。
- 治療費が免除される
- キャッシュレスに対応している
- 24時間体制のサポートを受けられる
このようにメリットが多いので加入をおすすめするものの、半年で13万円、1年で26万円ほど費用が掛かってしまいます。
期間に応じて費用が異なるので、留学期間に応じて費用を計算してみてくださいね。
マンチェスターに英語留学をしたら学費はいくらになるのか
マンチェスターに英語留学をする場合、学校ごとの授業料に差はなく月に15万円から20万円ほど必要です。
週15時間から20時間程度の授業料なので、コマ数が多い学校へ留学した場合はさらに授業料が高くなってしまいます。
- 入学金1万円
- 空港から滞在先までの送迎費用1万円
- 滞在先の手配にかかる費用1万円
- 教材費5,000円
- 学生ビザを申請する場合の国際郵便手配料1万円(書類の郵送を希望する場合)
授業料以外には上記の費用が入学時に諸費用としてかかってしまうので、留学前後は5万円ほど上乗せして費用が掛かってしまいます。
半年留学する場合は100万円から120万円、1年の場合は180万円から240万円ほど学費がかかるので、留学期間に応じて授業料を計算してみてくださいね。
英語留学でマンチェスターに住む場合の生活費
マンチェスターの生活水準はIndex of Multiple Deprivation 2004の調査によると、世帯当たりの平均年収は日本円で約385万円と国全体の平均より2割少ないと報告されています。
- 滞在費の目安
- 最低限必要な食費
- スマホ代や通信費
- 消耗品などの雑費
- 交通費
どのように留学期間を過ごすのかで生活費は大きく変わるので、出費を抑えることも十分可能です。
留学費用だけでなく生活費も念頭に置いてシミュレーションしなければいけないので、食費や消耗品などにいくらかかるのか大まかな費用を紹介していきますね。
滞在費の目安
留学する学校ごとに手配している滞在方法は変わりますが、一般的には学生寮やホームステイで滞在する人が多いです。
そのほかにはシェアハウスやアパート、ホテルで滞在する方法もありますが、1番人気のホームステイの費用を紹介していきます。
- 1ヶ月13万円
- 半年85万円
- 1年170万円
あくまでの目安となりますが、半年以上の留学であればシェアハウスのほうが費用を抑えられます。
1ヶ月10万円以上と高く感じてしまうかもしれませんが、1泊2食付きのホームステイは食費も込みの金額なのでいろいろとシミュレーションしてみてくださいね。
最低限必要な食費
滞在先に食事がついているのかで食費は大きく異なりますが、日本に比べ物価が高いマンチェスター。
それだけでなく、外食をする際にはチップが必要なので、チップ代を浮かせたい場合は自炊をおすすめします。
卵6個 | 150円前後 |
牛肉(100gあたり) | 225円 |
豚肉(100gあたり) | 150円 |
日本米(5㎏) | 3,000円 |
コーラ1本 | 180円 |
牛乳2リットル | 220円 |
りんご4個 | 200円 |
レストランで食事をすると1食2,000円~4,000円以上と日本の倍以上かかってしまいますが、野菜や果物に消費税がかからないイギリスは自炊をすれば食費を浮かせられます。
滞在方法で食費が大きく異なるので、事前に計算してみてくださいね。
スマホ代や通信費
必要不可欠ともいえるスマホや通信環境ですが、留学先でインターネットを利用する方法はいくつもあります。
フリーWi-Fiを利用するのも1つの手ではありますが接続が安定しないデメリットもあるため、これから紹介する3つの方法がおすすめです。
- 現地の通信会社のSIMカードを利用する
- 海外でも使えるポケットWi-Fiを持ち込む
- 日本で利用していたSIMカードでデータローミングを利用する
現地でSIMカードを契約する場合1ヶ月5GBで2,000円ほどなので、学校やカフェのWi-Fiを併用すれば問題なく利用できます。
留学期間が長くなる場合はデータ量をチャージして利用できる、プリペイド式の購入も視野に入れて検討してみてくださいね。
消耗品などの雑費
日本から洗顔フォームやシャンプー、学校で使う文房具などを持参しても、留学期間が長ければ途中で買い足さなくてはいけません。
イギリスは安い消耗品と高い消耗品がクッキリ分かれるので、消耗品がいくらくらいなのか紹介していきますね。
トイレットペーパー (4個) | 300円 |
シャンプー | 700円 |
スポーツブランドのスニーカー | 13,000円 |
風邪薬(6日分) | 600円 |
イギリスはティッシュなどの紙類は日本の倍以上するので、かなり節約しなければいけません。
消耗品などの雑費は1ヶ月で1万円~2万円ほどが目安なので、衣類やスニーカーなど必要なものは持参していくと出費を抑えられますよ。
交通費
マンチェスターは交通の便が良く、車がなくても自由に移動できます。
ロンドンなど各都市とマンチェスターを繋ぐ国鉄の駅も市内に何駅かありますが、トラムとバスが市民の足です。トラムではZone1-4にエリアがわかれています。
多くの学校や学生寮は市の中心部(Zone1)にあり、ホームステイ先はZone2~3になることが多いです。
片道運賃と1ヶ月(28日)の定期運賃を参考ください。
片道運賃 | 定期運賃 | |
---|---|---|
Zone1以内 | 1.4ポンド(約240円) | 36.40ポンド(約6,200円) |
Zone1-2 | 2.8ポンド(約470円) | 60.20ポンド(約10,230円) |
Zone1-3 | 3.8ポンド(約640円) | 84.20ポンド(約14,310円) |
Zone1-4 | 4.6ポンド(約780円) | 101.80ポンド(約17,300円) |
1年で400万円前後かかる英語留学費用を抑える4のコツ
マンチェスターはイギリスの中でも物価が安いとはいえ、学費と衣食住を合わせると年間400万円前後の費用がかかってしまいます。
「少しでも費用を抑えたい」という人のために、留学前にできる費用を抑えるコツを4つ紹介します。
- e留学イギリスのお客様限定キャンペーンを利用する
- 夕飯は自炊をして食費を抑える
- 長期割引で授業料が安くなる学校を選ぶ
- たくさんの情報を集める
費用を予算内に納めなければ留学が厳しくなってしまうので、誰でも簡単にできる4つの方法を紹介していきますね。
1.e留学イギリスのお客様限定キャンペーンを利用する
マンチェスターには複数の格安校がありますが、イギリスには安かろう良かろうはありません。
安い授業料の学校にはひとクラスの人数が多い、学校設備が整っていないなど、それなりの理由があります。
学校の質は落とさず、なるべく費用を抑えて留学するためには、e留学イギリスのお客様限定キャンペーンを利用することをお勧めします。
授業料を抑えればトータル費用を節約できます。
これらのキャンペーンは不定期ですので、チャンスを見逃したくない方はメルマガ登録をお勧めします!
2.夕飯は自炊をして食費を節約する
1泊2食付きのステイホームが主流ではあるものの、夕飯だけでも自炊にすれば食費を大幅に節約できます。
イギリスは野菜や果物に税金がかからず安く購入できるので、1食だけでも自炊に変えると支出を抑えられますよ。
- ALDI
- ASDA
- Lameizi
上記のスーパーはマンチェスターの相場よりも安く購入できると評判で、食費を抑えるのに最適です。
日本でもおなじみのプライベートブランド商品を購入すればさらに食費が安くなるので、滞在先の近くに格安スーパーがないか事前に探しておきましょう。
ただし、学校とホストファミリーの契約によっては自炊不可としている場合もありますので、事前に必ず確認するようにしましょう!
学生寮ではお部屋にキッチンがついているタイプ、キッチン共有タイプと様々ですが、工夫次第ではホームステイよりも安く生活できるかもしれません。
3.長期割引で授業料が安くなる学校を選ぶ
すべての語学学校ではないものの、1年の長期留学の場合は割引が適用されるコースも存在します。
長期割引コースがある学校を2つ紹介します。
- インターナショナルハウスマンチェスター
- カプラン・マンチェスター校
長期で留学する場合は割引プランがあるかどうかも要チェックですね。
4.たくさんの情報を集める
お金がかかる英語留学だからこそ、どの学校を選ぶのか、どのくらいの期間滞在するのかなど事前にリサーチをしておかなければいけません。
だからこそ情報収集はとても大事なので、少しでも多くの情報を得ると視野が広がり新たな選択肢が増えるかもしれません。
- 無料で資料を請求し、ネットだけではわからない情報を得る
- 英語留学を経験した人へ感想や体験談を聞く
- マンチェスターに詳しい人に話を聞く
事前の情報収集こそ英語留学を成功させる秘訣なので、漠然とした不安を抱えている人こそ入念にリサーチしておきましょう。
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マンチェスターへ1年英語留学をした場合は最低でも400万円前後は必要
マンチェスターは大都市でありながら留学費用が安いものの、学費や生活費、渡航費用などで年間400万円前後は必要となります。
今回紹介した費用はあくまでも一例なので、相場より安くなることもあれば高くなることもあります。
少しでも費用を抑えたい場合は、さまざまな角度から比較検討を重ねて、何が自分にとって1番良いプランなのか考えてみてくださいね。
写真で見るマンチェスター留学
【著者プロフィール】 イギリス留学カウンセラー|中村裕里子
イギリス留学専門カウンセラーとして、これまで2,000人以上の留学希望者をサポート。 自身もロンドンの語学学校と宝飾専門学校に留学した経験があり、イギリス滞在歴は5年以上。 現地でのリアルな体験を活かし、ビザ取得、学校選び、生活準備までトータルで支援。 「イギリス留学で人生を豊かに」をモットーに、一人ひとりに寄り添った最適なプランを提案する、 イギリス留学のプロフェッショナルです。
(最終更新日2025.4.25)
ブライトン留学の費用や特徴について
イギリスのイングランド南東部に位置する都市「ブライトン」。
大都市ロンドンから電車で約1時間と近く、ビーチ沿いであることから、留学先や観光地として人気があります。
ロンドンに比べて物価も安いので留学費用を抑えることも可能。
語学学校も多く、学生都市としても有名なブライトンは、多様性を積極的に受け入れており、多様な文化や価値観を学ぶこともできます。
今回はそんなブライトンの特徴や留学で必要な費用などを詳しく解説していきます。
ブライトン留学がおすすめの理由
ブライトン留学を検討しているなら、「ブライトン」という都市ならではの特徴や周辺環境を知り、自分に合っているかを考えることが大事!
ロンドンにも近く、若者に人気が高いというイメージが強いブラントンですが、実は留学におすすめの理由は他にも多くあります。
まずは、ブライトン留学がなぜおすすめなのか、その理由を深掘りしていきます。
ロンドンから約1時間の場所にある
ブライトンは大都市ロンドンから電車でわずか1時間ほどの場所にあります。
そのため、休日はロンドンへ気軽に日帰りで遊びに行く、ということも可能!
ロンドンは留学場所として人気が高いですが、ブライトンと比べると物価や留学費用は高くなります。
コスパの良さや住みやすさを重視するならブライトンへの留学はメリットが大きいでしょう。
比較的治安が良い
ご紹介した通り、ブライトンはイギリスの中でも比較的治安が良い場所として有名!
理由として、ブライトンは学生が多く住んでおり、住民も教育関係者が多いからではないかと言われています。
パブやナイトクラブなど、若者が遊べる場所もありますが、警察官が定期的に巡回しているため治安も保たれています。
もちろん油断は禁物ですが、他の都市と比べてブライトンなら治安が良いので、長期での語学留学を希望する方はもちろん、初めて語学留学をする方にもおすすめです。
物価が安く、住みやすい
ロンドンは物価が少し高めですが、ブライトンは比較的物価が安いため、食費などの生活費を抑えることができます。
ロンドン留学を検討している方の中には、大体の費用の相場を知り、断念する方も。
一方がブライトンなら想定した費用内で留学できるということも多いので、ロンドンが難しい方も一度ブライトン留学を検討してみてはいかがでしょうか?
比較的物価は安いブライトンですが、外食した場合、料金はロンドンと同程度かかるのでその点は注意!生活費を抑えるなら自炊するのがベストです。
イギリスは、課税される商品とされない商品があります。
野菜やパンなどは非課税ですが、菓子や酒は20%の税金が発生します。
ブライトン留学をする際は、何に税金がかかってしまうのかをしっかり把握しておくと安心です。
夏季は海水浴も楽しめる

ブライトンは海辺の町。
イギリスでは昔からリゾート地として人気が高い都市です。
夏には海水浴が楽しめるので、「語学留学+息抜きも大事にしたい!」という方にも、ブライトン留学はおすすめです。
また、ブライトンのビーチ沿いには小さなテーマパークもあり、ここでは観覧車やメリーゴーランドも楽しめます。
若者のデートスポットとしても人気なので、留学した際はぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか?
留学生が生活しやすい
ブライトンは語学学校をはじめ、レストランやカフェなどの飲食店、美容室、スーパーなど、生活に必要な環境が中心部に集中しています。
都市の中心部に住めば、生活に必要な買い物や息抜きは徒歩圏内で事足りるので非常に住みやすいです。
交通の利便性が良い
ブライトンはバスを利用する人が多く、運行本数も約10分に1本とかなり多いのが特徴。
早朝から深夜まで運航しているので、移動手段に困ることはありません。
また、アプリでバスの搭乗券を購入すると、現金以上にお得に乗車することも可能!
車がない留学生にとって、バスでの交通機関が充実しているブライトンは非常に魅力的な都市だと言えるでしょう

国際的な価値観を培える
ブライトンは、多様性に寛容な都市としても有名です。
昔から様々な国の留学生を受け入れているほか、多くのアーティストたちがブライトンを拠点に活動していて、全体的に文化的で自由な雰囲気があります。
毎年夏にはBrighton PrideがLGBTの祭典を開催。
同性愛者や性同一性障害の方たちの社会的平等を訴えるための祭典で、多様性の価値観を世界に向けて積極的に発信しています。
多種多様な人種や価値観の人たちが集うからこそ、グローバルな思想や文化、考え方を培うことができるのも大きな魅力です。
日本人が少ない
留学先として世界的に人気が高いブライトンですが、実は以外にも日本人の留学生は少ない傾向があります。
日本人がイギリスへ留学することも他国と比較すると少なく、仮に留学したとしても、多くの留学生はロンドンを選択することが多いです。
現地に日本人が少ないと不安に感じる方もいるかもしれませんが、本気で語学勉強をしたい方にとっては大きなチャンスでもあります。
なぜなら、日本人が少ないからこそ英語環境に身を置くことができ、ネイティブの会話やコミュニケーションをより学ぶことができるから。
語学留学を通して着実にレベルアップしたいなら、ブライトン留学は非常におすすめの選択です。
ブライトン留学のデメリット

メリットが多いブラントン留学ですが、中には次のようなデメリットもあります。
1年を通して雨が多い
ブライトンは1年中雨が降る都市として知られています。
イギリス自体雨が多い国ですが、ブライトンも例外ではなく、日本以上に雨が降る頻度は多くなります。
特に10~2月にかけては降水量が多いため、ブライトン留学中は雨具類が必須。
留学中やバスや徒歩で語学学校へ通うことになるので、傘やレインコート、長靴などをあらかじめ用意しておきましょう。
さらに、ブライトンは日中の温度変化が激しいのも特徴。
朝は寒かったのに、昼から急に温度が上がる、なんてことも珍しくありません。
慣れれば温度変化にも適応できますが、慣れないうちは寒暖差が原因で体調を崩す恐れも。体調管理はもちろん、パーカーやカーディガンなどを活用して臨機応変に温度変化に対応するようにしましょう。
遊べる場所が多い
ブライトンにはビーチをはじめ、オシャレな商業施設も多くあります。
そのため、留学先で友達ができるとつい羽を伸ばしてしまい、勉強そっちのけで遊んでしまう…、なんてことも。
もちろん、たまに息抜きをすることは大事ですが、語学勉強など留学の目的を忘れず、自己管理しながら生活することが大切です。
ブライトン留学で必要な費用を紹介

ブライトン留学で必要となる費用は、「家賃」「生活費」「学費」「航空券」「保険」に分けられます。
それぞれ具体的にどのくらいの費用が発生するのか、詳しく解説していきます。
家賃にかかる費用
ブライトン留学の家賃は、滞在方法によって次のように異なります。
・寮
1ヶ月20~26万円ほど。
立地や築年数、利便性などによって、費用は大きく変わります。
一部屋を2人で利用するツインタイプのお部屋もありますが、多くの場合、2名同じ日程で予約する必要があるため、単独での留学では個室の予約が基本となります。
・ホームステイ
1ヶ月9~16万円ほど。
ホームステイ先の家族とコミュニケーションを取ることができるので、本場の生活や会話を肌で感じたい方におすすめです。
・ルームシェア
1ヶ月4~12万円ほど。
こちらもどの立地に住むかによって費用が変わりますが、郊外なら費用はかなり抑えることができます。
ブライトンは学生都市なので、学生専用の物件も多くあるので、比較的物件は見つけやすいでしょう。
生活費用
生活費は1ヶ月で大体9万円ほどです。
生活費の内訳は、主に食費や交通費、交際費など。
ブライトンは外食が1食辺り約15ポンド(日本円で約2,400円)と少し割高となっています。
そのため、外食ばかりだと、留学費用があっという間に無くなる、なんてこともあるので注意しましょう。
おすすめは、日頃から自炊を心がけること。
外食の頻度を減らし、なるべく安い野菜や肉、魚などをうまく買ってやりくりすることで食費を抑えることができますよ。
ブライトン留学の学費の目安

ブライトン留学で語学学校に通った場合、学費の目安は1ヶ月15~20万円ほど。
3ヶ月通うと、大体50万円前後かかります。
語学学校のコース内容によって発生する費用が異なるので、自分の英語レベルを考慮しつつ、用意できる費用内で学習できるような語学学校を選ぶことが大切です。
ブライトン留学全体で発生する費用の目安を期間別にまとめたので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
半年間(6ヶ月)の留学費用の目安
費用内訳 | 留学費用の目安 |
---|---|
学費 | 90万円 ※週20レッスンの場合 |
生活費(ホームステイの場合) | 114万円 |
保険(6ヶ月) | 12万円 |
往復航空券※ | 15万円 |
半年間(6ヶ月)の留学に必要な費用の合計 | 231万円 |
1年間(12ヶ月)の留学費用の目安
費用内訳 | 留学費用の目安 |
---|---|
学費 | 180万円 ※週20レッスンの場合 |
生活費(ホームステイの場合) | 228万円 |
保険(12ヶ月) | 24万円 |
往復航空券※ | 15万円 |
1年間(12ヶ月)の留学に必要な費用の合計 | 447万円 |
ブライトン留学に必要なビザ
ブライトン留学では、主に次のようなビザが必要となります。
■Standard Visitor Visa
6ヶ月までの語学学校就学の際、入国時に発給されるビザ
申請費用:無料(日本国籍の場合申請不要)
■Short-term study visa(11 months)
6ヶ月を超えて11ヶ月以内の語学留学の際に発給されるビザ
申請費用:約33,000円
■Student visa
12ヶ月以上の就学に発給されるビザ
申請費用:約60,000円
■Youth Mobility Scheme visa
働きながら2年間の滞在、就学が可能なビザ。
申請費用:約43,000円
近年はテロなどの国際問題も増えている関係で、外国への入国は厳しくなっています。
ビザが予定していた日程までに発行できないと、入国手続きがスムーズにいかないこともあるので、申請は余裕を持って行うようにしましょう。
ブライトンのおすすめ語学学校

ブライトン留学を考えている方におすすめの語学学校は次の通りです。
ELC Brighton
60年以上の歴史を持ち、ブリティッシュカウンシル(イギリスの公的な文化教育機関)の評価においてBrighton&Hove地区の語学学校の中で一番の評価を得ている学校です。慈善教育機関として国から認められており、利益はすべて生徒のために還元されているのでリーズナブルな金額で質の高い授業が受けられます。
Kings English, Brighton
50年以上の歴史がある語学学校で、「一般英語コース」や「ケンブリッジ検定英語コース」「IELTS準備コース」をはじめ、ビジネスやアート、ダンスなどカリキュラムの種類が幅広いのが魅力。
ニューヨークやロサンゼルス、ボストンにもキャンパスがあり、目的や季節に応じて他の学校に転校することもできます。
ブライトン留学生活の基本情報

「ブライトン」という都市の基本情報をまとめると、次のようになります。
正式名称 | ブライトン(Brighton) |
---|---|
州 | イースト・サセックス州 ブライトン・アンド・ホヴ |
人口 | 27万人 |
面積 | 82.79 km2 |
空港 | ロンドン・ヒースロー空港 |
気候 | 西岸海岸性気候で、夏は比較的涼しく、冬は寒すぎないのが特徴。夏と冬の寒暖差もあまりなく、過ごしやすい。夏は半袖で過ごせるが、朝晩は冷えるのでパーカーなどがあるとベスト。冬の平均気温は5℃前後で雪はほとんど降らない。雨は夏よりも冬の方が多い。 |
通貨 | イギリスポンド(GBP)1ポンド=160円(2023年2月13日現在) |
電圧 | 230/240 プラグのタイプ:B・B3・BF・C |
日本との時差 | -9時間 |
日本からの所要時間 | 14時間 |
ブライトン留学でおすすめの仕事

ブライトン留学では、11ヶ月までの学生ビザの場合はアルバイトをすることができません。
12ヶ月以上の学生ビザやワーキングホリデーに限り、現地でアルバイトをすることができます。
学生ビザは週20時間(休暇期間中はフルタイム)、ワーキングホリデーの場合はフルタイムでアルバイトができます。
アルバイト先として人気なのは、飲食店やショップ、事務系など。
日本にもあるマクドナルドやスタバは人気のアルバイト先のひとつなので、使える英語力を身につけたい方は挑戦してみてはいかがでしょうか?
写真で見るブライトンの魅力
語学学校やビーチ、パブ、ナイトクラブなどもある人気都市「ブライトン」
ここからは、そんなブライトンの魅力を写真で紹介していきます。
今まさにブライトン留学に興味がある方は、ぜひ写真を見ながら現地の空気を感じ取ってみてください。












(最終更新日2023.2.17)