海外留学生保険について
イギリスの保険には2つの保険があります。
- NHS(National Health Service)という国営健康保険サービス
- プライベート(私立/民間)の医療サービス
イギリスに6ヶ月以上留学する場合
学生ビザ申請時に£150の健康保険料を支払う義務があります。
この国民保険が
上記保険のうちの1つ、NHS(National Health Service)です。
この健康保険料を支払っていれば
NHSの病院で診察してもらうことが可能となります。
NHS利用方法
まずはGP(かかりつけ医)への登録を行わなければなりません。
GPはNHSイングランドのホームページやNHSウェールズのホームページから探すことができます。
- GPを選択したら電話もしくは病院の窓口で登録の予約をする。
- 登録日には問診や必要事項の記入などを済ませる。
- 登録がおわるとNHSナンバーが決定する。
- 地域によってはこのNHSナンバーが書かれたNHS Medical Cardが発行される。それ以外は窓口で番号を確認するのが確実。
※この番号は、のちに引っ越しなどでGPを変更する場合にも必要です。
GPへの登録がないとNHS下での診察はしてもらえません。
NHSではまずはこのGPに初期診察してもらい
その後必要に応じて専門医を紹介してもらう形になります。
イギリス滞在開始後、なるべく早い段階で登録を済ませましょう。
診察には予約が必要な場合とそうでない場合(窓口での受付順)があるようです。
病院に確認することをお勧めします。
NHSには、しかし、注意しなければならない点もあります。
NHSのメリット・デメリット
- NHSの利点は医療費が原則無料
- 恒常的に待ち時間が長い
- 予約がなかなか取りにくい
- GPに初期診察をしてもらわねばならないためにセカンドオピニオンを得ることが難しい
- 歯科治療の適用がない
- レントゲン代金など追加料金が発生することもある
このようなデメリットやリスクを回避する為に
在英国日本大使館ホームページでも言及されているように
6ヶ月以上の留学であっても海外旅行保険への加入をお勧めします。
海外の医療費は予想以上に高額です。
AIGは万が一の場合
- 海外での病気・ケガ・賠償責任などのトラブルには
「AIGアシスタンスセンター」で24時間・年中無休で日本語対応! - 世界最大級、130以上の国や地域をカバーするネットワーク(※AIGグループのネットワーク)
- 「既往症・持病」について応急治療費用等を補償する特約を保険期間31日までの前プランにセット(300万円限度)
AIG損保でいざという時も安心ですね。
弊社はAIG損保の代理店です。
保険お申込み手続きも一緒にお済ませください。
クレジットカード付帯の保険でも大丈夫?
クレジットカード付帯の海外旅行保険とAIG損保の海外旅行保険では下記のような違いがあります。
現地での治療後、チャーター便にて日本へ移送。
●治療費用 2,351万円
●救援者費用 54万円
↓
Aさんが入っていた海外旅行保険(無制限プラン※)の補償内容
→上記費用に関しては全額、保険会社から支払い!
※無制限とは
治療・救援費用補償特約の保険金額を無制限にすることであり
治療・救援費用を終身保障するものではありません。
↓
これがもし、クレジットカード付帯保険だったら・・・
補償内容
治療費用:100万円
救援者費用:100万円
→2,251万円の自己負担!
上記のように、万が一のときの補償内容が大きく異なります。
留学中はなるべく不安のない穏やかな生活をしたいもの。
リスクへの備えがあれば、万が一の時の負担も少なく済み、安心です。
緊急時はどうしたらよい?
在英国日本大使館のホームページでは怪我などの緊急時には下記の方法を紹介しています。
~6ヶ月以上の留学でNHSを利用する場合~
- 自分でできる応急処置をNHSホームページ内で検索する
- 薬剤師にアドバイスを求める
- NHSが適用する電話相談サービスを利用する。日本語の通訳も24時間待機している。緊急時には救急サービスにつないでくれる。
- 看護師による軽い怪我・病気などの診察、アドバイスを受ける(NHSウォークイン・センター)
- GPに相談する
- 看護師による外傷治療を受けられるマイナー・インジャリー・ユニットを利用する。
- 病院の救急科や救急車を利用する<救急番号:999>
~海外旅行保険を利用する場合~
- 保険証券・しおり等に記載された各保険会社のサポート番号へ電話し保険契約番号(保険証券番号)を告げます。
- 怪我・病気の症状を説明し、最寄りの受け入れ病院を紹介してもらいます(※)
- 後日、保険金請求時に医師の診断書が必要になります。治療が終了した時点で記入してもらいましょう。
- 診察代金や薬代など、支払いをした際は領収書を忘れずもらいましょう。
- すべての治療が終了したら保険会社に保険金を請求します。必要書類を揃え提出します。
※AIG提携病院がない都市では、診察代金はいったん立替えをする必要があります。