イギリスのイングランド南東部に位置する都市「ブライトン」。
大都市ロンドンから電車で約1時間と近く、ビーチ沿いであることから、留学先や観光地として人気があります。
ロンドンに比べて物価も安いので留学費用を抑えることも可能。
語学学校も多く、学生都市としても有名なブライトンは、多様性を積極的に受け入れており、多様な文化や価値観を学ぶこともできます。
今回はそんなブライトンの特徴や留学で必要な費用などを詳しく解説していきます。
ブライトン留学がおすすめの理由
ブライトン留学を検討しているなら、「ブライトン」という都市ならではの特徴や周辺環境を知り、自分に合っているかを考えることが大事!
ロンドンにも近く、若者に人気が高いというイメージが強いブラントンですが、実は留学におすすめの理由は他にも多くあります。
まずは、ブライトン留学がなぜおすすめなのか、その理由を深掘りしていきます。
ロンドンから約1時間の場所にある
ブライトンは大都市ロンドンから電車でわずか1時間ほどの場所にあります。
そのため、休日はロンドンへ気軽に日帰りで遊びに行く、ということも可能!
ロンドンは留学場所として人気が高いですが、ブライトンと比べると物価や留学費用は高くなります。
コスパの良さや住みやすさを重視するならブライトンへの留学はメリットが大きいでしょう。
比較的治安が良い
ご紹介した通り、ブライトンはイギリスの中でも比較的治安が良い場所として有名!
理由として、ブライトンは学生が多く住んでおり、住民も教育関係者が多いからではないかと言われています。
パブやナイトクラブなど、若者が遊べる場所もありますが、警察官が定期的に巡回しているため治安も保たれています。
もちろん油断は禁物ですが、他の都市と比べてブライトンなら治安が良いので、長期での語学留学を希望する方はもちろん、初めて語学留学をする方にもおすすめです。
物価が安く、住みやすい
ロンドンは物価が少し高めですが、ブライトンは比較的物価が安いため、食費などの生活費を抑えることができます。
ロンドン留学を検討している方の中には、大体の費用の相場を知り、断念する方も。
一方がブライトンなら想定した費用内で留学できるということも多いので、ロンドンが難しい方も一度ブライトン留学を検討してみてはいかがでしょうか?
比較的物価は安いブライトンですが、外食した場合、料金はロンドンと同程度かかるのでその点は注意!生活費を抑えるなら自炊するのがベストです。
イギリスは、課税される商品とされない商品があります。
野菜やパンなどは非課税ですが、菓子や酒は20%の税金が発生します。
ブライトン留学をする際は、何に税金がかかってしまうのかをしっかり把握しておくと安心です。
夏季は海水浴も楽しめる
ブライトンは海辺の町。
イギリスでは昔からリゾート地として人気が高い都市です。
夏には海水浴が楽しめるので、「語学留学+息抜きも大事にしたい!」という方にも、ブライトン留学はおすすめです。
また、ブライトンのビーチ沿いには小さなテーマパークもあり、ここでは観覧車やメリーゴーランドも楽しめます。
若者のデートスポットとしても人気なので、留学した際はぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか?
留学生が生活しやすい
ブライトンは語学学校をはじめ、レストランやカフェなどの飲食店、美容室、スーパーなど、生活に必要な環境が中心部に集中しています。
都市の中心部に住めば、生活に必要な買い物や息抜きは徒歩圏内で事足りるので非常に住みやすいです。
交通の利便性が良い
ブライトンはバスを利用する人が多く、運行本数も約10分に1本とかなり多いのが特徴。
早朝から深夜まで運航しているので、移動手段に困ることはありません。
また、アプリでバスの搭乗券を購入すると、現金以上にお得に乗車することも可能!
車がない留学生にとって、バスでの交通機関が充実しているブライトンは非常に魅力的な都市だと言えるでしょう
国際的な価値観を培える
ブライトンは、多様性に寛容な都市としても有名です。
昔から様々な国の留学生を受け入れているほか、多くのアーティストたちがブライトンを拠点に活動していて、全体的に文化的で自由な雰囲気があります。
毎年夏にはBrighton PrideがLGBTの祭典を開催。
同性愛者や性同一性障害の方たちの社会的平等を訴えるための祭典で、多様性の価値観を世界に向けて積極的に発信しています。
多種多様な人種や価値観の人たちが集うからこそ、グローバルな思想や文化、考え方を培うことができるのも大きな魅力です。
日本人が少ない
留学先として世界的に人気が高いブライトンですが、実は以外にも日本人の留学生は少ない傾向があります。
日本人がイギリスへ留学することも他国と比較すると少なく、仮に留学したとしても、多くの留学生はロンドンを選択することが多いです。
現地に日本人が少ないと不安に感じる方もいるかもしれませんが、本気で語学勉強をしたい方にとっては大きなチャンスでもあります。
なぜなら、日本人が少ないからこそ英語環境に身を置くことができ、ネイティブの会話やコミュニケーションをより学ぶことができるから。
語学留学を通して着実にレベルアップしたいなら、ブライトン留学は非常におすすめの選択です。
ブライトン留学のデメリット
メリットが多いブラントン留学ですが、中には次のようなデメリットもあります。
1年を通して雨が多い
ブライトンは1年中雨が降る都市として知られています。
イギリス自体雨が多い国ですが、ブライトンも例外ではなく、日本以上に雨が降る頻度は多くなります。
特に10~2月にかけては降水量が多いため、ブライトン留学中は雨具類が必須。
留学中やバスや徒歩で語学学校へ通うことになるので、傘やレインコート、長靴などをあらかじめ用意しておきましょう。
さらに、ブライトンは日中の温度変化が激しいのも特徴。
朝は寒かったのに、昼から急に温度が上がる、なんてことも珍しくありません。
慣れれば温度変化にも適応できますが、慣れないうちは寒暖差が原因で体調を崩す恐れも。体調管理はもちろん、パーカーやカーディガンなどを活用して臨機応変に温度変化に対応するようにしましょう。
遊べる場所が多い
ブライトンにはビーチをはじめ、オシャレな商業施設も多くあります。
そのため、留学先で友達ができるとつい羽を伸ばしてしまい、勉強そっちのけで遊んでしまう…、なんてことも。
もちろん、たまに息抜きをすることは大事ですが、語学勉強など留学の目的を忘れず、自己管理しながら生活することが大切です。
ブライトン留学で必要な費用を紹介
ブライトン留学で必要となる費用は、「家賃」「生活費」「学費」「航空券」「保険」に分けられます。
それぞれ具体的にどのくらいの費用が発生するのか、詳しく解説していきます。
家賃にかかる費用
ブライトン留学の家賃は、滞在方法によって次のように異なります。
・寮
1ヶ月20~26万円ほど。
立地や築年数、利便性などによって、費用は大きく変わります。
一部屋を2人で利用するツインタイプのお部屋もありますが、多くの場合、2名同じ日程で予約する必要があるため、単独での留学では個室の予約が基本となります。
・ホームステイ
1ヶ月9~16万円ほど。
ホームステイ先の家族とコミュニケーションを取ることができるので、本場の生活や会話を肌で感じたい方におすすめです。
・ルームシェア
1ヶ月4~12万円ほど。
こちらもどの立地に住むかによって費用が変わりますが、郊外なら費用はかなり抑えることができます。
ブライトンは学生都市なので、学生専用の物件も多くあるので、比較的物件は見つけやすいでしょう。
生活費用
生活費は1ヶ月で大体9万円ほどです。
生活費の内訳は、主に食費や交通費、交際費など。
ブライトンは外食が1食辺り約15ポンド(日本円で約2,400円)と少し割高となっています。
そのため、外食ばかりだと、留学費用があっという間に無くなる、なんてこともあるので注意しましょう。
おすすめは、日頃から自炊を心がけること。
外食の頻度を減らし、なるべく安い野菜や肉、魚などをうまく買ってやりくりすることで食費を抑えることができますよ。
ブライトン留学の学費の目安
ブライトン留学で語学学校に通った場合、学費の目安は1ヶ月15~20万円ほど。
3ヶ月通うと、大体50万円前後かかります。
語学学校のコース内容によって発生する費用が異なるので、自分の英語レベルを考慮しつつ、用意できる費用内で学習できるような語学学校を選ぶことが大切です。
ブライトン留学全体で発生する費用の目安を期間別にまとめたので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
半年間(6ヶ月)の留学費用の目安
費用内訳 | 留学費用の目安 |
---|---|
学費 | 90万円 ※週20レッスンの場合 |
生活費(ホームステイの場合) | 114万円 |
保険(6ヶ月) | 12万円 |
往復航空券※ | 15万円 |
半年間(6ヶ月)の留学に必要な費用の合計 | 231万円 |
1年間(12ヶ月)の留学費用の目安
費用内訳 | 留学費用の目安 |
---|---|
学費 | 180万円 ※週20レッスンの場合 |
生活費(ホームステイの場合) | 228万円 |
保険(12ヶ月) | 24万円 |
往復航空券※ | 15万円 |
1年間(12ヶ月)の留学に必要な費用の合計 | 447万円 |
ブライトン留学に必要なビザ
ブライトン留学では、主に次のようなビザが必要となります。
■Standard Visitor Visa
6ヶ月までの語学学校就学の際、入国時に発給されるビザ
申請費用:無料(日本国籍の場合申請不要)
■Short-term study visa(11 months)
6ヶ月を超えて11ヶ月以内の語学留学の際に発給されるビザ
申請費用:約33,000円
■Student visa
12ヶ月以上の就学に発給されるビザ
申請費用:約60,000円
■Youth Mobility Scheme visa
働きながら2年間の滞在、就学が可能なビザ。
申請費用:約43,000円
近年はテロなどの国際問題も増えている関係で、外国への入国は厳しくなっています。
ビザが予定していた日程までに発行できないと、入国手続きがスムーズにいかないこともあるので、申請は余裕を持って行うようにしましょう。
ブライトンのおすすめ語学学校
ブライトン留学を考えている方におすすめの語学学校は次の通りです。
ELC Brighton
60年以上の歴史を持ち、ブリティッシュカウンシル(イギリスの公的な文化教育機関)の評価においてBrighton&Hove地区の語学学校の中で一番の評価を得ている学校です。慈善教育機関として国から認められており、利益はすべて生徒のために還元されているのでリーズナブルな金額で質の高い授業が受けられます。
Kings English, Brighton
50年以上の歴史がある語学学校で、「一般英語コース」や「ケンブリッジ検定英語コース」「IELTS準備コース」をはじめ、ビジネスやアート、ダンスなどカリキュラムの種類が幅広いのが魅力。
ニューヨークやロサンゼルス、ボストンにもキャンパスがあり、目的や季節に応じて他の学校に転校することもできます。
ブライトン留学生活の基本情報
「ブライトン」という都市の基本情報をまとめると、次のようになります。
正式名称 | ブライトン(Brighton) |
---|---|
州 | イースト・サセックス州 ブライトン・アンド・ホヴ |
人口 | 27万人 |
面積 | 82.79 km2 |
空港 | ロンドン・ヒースロー空港 |
気候 | 西岸海岸性気候で、夏は比較的涼しく、冬は寒すぎないのが特徴。夏と冬の寒暖差もあまりなく、過ごしやすい。夏は半袖で過ごせるが、朝晩は冷えるのでパーカーなどがあるとベスト。冬の平均気温は5℃前後で雪はほとんど降らない。雨は夏よりも冬の方が多い。 |
通貨 | イギリスポンド(GBP)1ポンド=160円(2023年2月13日現在) |
電圧 | 230/240 プラグのタイプ:B・B3・BF・C |
日本との時差 | -9時間 |
日本からの所要時間 | 14時間 |
ブライトン留学でおすすめの仕事
ブライトン留学では、11ヶ月までの学生ビザの場合はアルバイトをすることができません。
12ヶ月以上の学生ビザやワーキングホリデーに限り、現地でアルバイトをすることができます。
学生ビザは週20時間(休暇期間中はフルタイム)、ワーキングホリデーの場合はフルタイムでアルバイトができます。
アルバイト先として人気なのは、飲食店やショップ、事務系など。
日本にもあるマクドナルドやスタバは人気のアルバイト先のひとつなので、使える英語力を身につけたい方は挑戦してみてはいかがでしょうか?
写真で見るブライトンの魅力
語学学校やビーチ、パブ、ナイトクラブなどもある人気都市「ブライトン」
ここからは、そんなブライトンの魅力を写真で紹介していきます。
今まさにブライトン留学に興味がある方は、ぜひ写真を見ながら現地の空気を感じ取ってみてください。
(最終更新日2023.2.17)