サッカー好きなら知らない人はいないというくらい有名なマンチェスターですが、実は英語留学にもおすすめの場所です。
ですが、英語留学をする場合、まず気になるのが費用でしょう。
そこで今回は、マンチェスターへ英語留学をする際、学費や生活費、渡航費用はいくらなのか内訳を紹介していきます。
マンチェスター留学にはどのようなメリットがあるのか、少しでも費用を抑えるコツはあるのか詳しく解説していきますね。
マンチェスターはどんな都市なのか基本情報を解説
首都ロンドンから電車で2時間ほど北部へ行った位置するマンチェスターは、イギリス第2の都市と言われるほど人口が多い都市です。(※第3の都市とも言われていますが、本記事では第2の都市で統一しています)
国 | イギリス |
マンチェスターの人口 | 約55万人 |
通貨 | イギリスポンド(通貨記号:£) |
最寄り空港 | マンチェスター国際空港 |
日本との時差 | -9時間(サマータイムは-8時間) |
気候 | 最低2度/最高21度(年間平均) |
気候は日本と同じくらいで、雨が多いことでも有名なマンチェスターですが、夏場でも日本のようなジメジメした暑さにはなりません。
ベストシーズンは5月から9月。過ごしやすい時期に留学をしたい場合は夏ごろを狙って渡航してくださいね。
マンチェスターで英語留学をする5つのメリット
マンチェスターはイギリス第2の都市と言われるほど人口が多いものの、日本人の留学生はほとんど見かけません。
日本人が少ないからこそ英語留学に最適な場所なので、マンチェスターへ留学する5つのメリットを紹介していきますね。
- 教育レベルが高い
- 治安が良く住みやすい
- 生活費を安く抑えられる
- 歴史的建造物が多くイギリス文化に触れられる
- サッカーや音楽を楽しめる
女性1人でも安心して留学できると言われているほど治安も良く、さらに教育のレベルも高いマンチェスター。
集中的に英語をマスターするためには最適な場所なので、メリットを詳しく紹介していきますね。
1.教育レベルが高い
知名度も高く人口も50万人と多いマンチェスターですが、英語留学で訪れる日本人はごくわずかです。
そのため、日本語で会話をする機会も少なく、必然的に英語の習得スピードが上がります。
- 世界初のプログラム内蔵式コンピューターはマンチェスター大学で誕生した
- 2021年の50ポンド紙幣となった「アラン・チューリング」はマンチェスター大学を研究拠点としていた
- 国内トップクラスの大学が集中している
このように、英語を話すしかない状況で教育レベルの高い授業を受けられるので、語学以外の面でもメリットがたくさんあります。
英語を習得するだけでなく高水準の教育レベルを求めている人にも、マンチェスターはおすすめの留学先です。
2.治安が良く住みやすい
マンチェスターは治安が良いことでも知られる土地で、女性1人の語学留学にも最適です。
「人通りが多い道なら夜に1人で歩いていても平気だった」という声がある一方で、観光客が多い土地だからこそ注意しなければいけないこともあります。
- スリに合わないようボディバックにする
- 置き引きに合わないよう貴重品から目を離さない
- 1人で移動する際はタクシーを利用する
イギリス国内でも治安が良く住みやすいマンチェスターですが、日本とは勝手が違うため不測の事態への対策を練っておくとより安心して暮らせます。
マンチェスターのなかでも一部の地域では治安よくないと言われている地域もあります。普段から、日没後に知らない場所を1人で歩くことのないよう心掛けることが重要です。
3.生活費を安く抑えられる
イギリスは日本と比較すると物価が高く、日本では390円で購入できるビックマックは612円と倍近い値段です。(※2020年の価格)
しかし、マンチェスターはイギリスでもトップクラスの人口50万人以上の大都市でありながら、生活費が安いことで知られています。
- 住む場所のグレードを上げられる
- 観光やグルメなどに費用をあてられる
- 予算が限られている人でも留学できる
このように生活費を安く抑えられるマンチェスターだからこそ、メリットがたくさんあります。
節約できた分、イギリス国内を旅行したり、レッスン数を追加する費用に回すことができるでしょう。
4.歴史的建造物が多くイギリス文化に触れられる
18世紀から19世紀の産業革命の時代に中心的な役割を果たしていたマンチェスターは、現在もなお歴史的建造物が多く残されています。
観光スポットとしても知られているので、一度は訪れてほしい建造物を少しだけ紹介していきますね。
- マンチェスター大学
- 帝国戦争博物館
- マンチェスター博物館
- 化学産業博物館
- マンチェスター大聖堂
あげればキリがないほどマンチェスターには歴史的建造物が多く存在し、マンチェスター市庁舎は世界で1番美しいゴシック建設と言われています。
映画の撮影がおこなわれるほど新旧の街並みが顕在しているので、イギリス文化や歴史を直接肌で感じられるのもマンチェスターならではの魅力です。
5.サッカーや音楽を楽しめる
サッカーがマンチェスターで1番人気のスポーツで、世界屈指の名門クラブ「マンチェスター・シティ」と「マンチェスター・ユナイテッド」が存在します。
そのため、サッカー留学にもおすすめのマンチェスターですが、実は音楽好きの留学先としても知られています。
- イギリス最大の音楽団の本拠地
- ロックミュージシャンを多数輩出
- ライブハウスなど演奏できる場所が多く存在する
このようにサッカーだけでなく音楽も楽しめる都市なので、英語を学びながら日本では味わえない経験がマンチェスターで楽しめますよ。
マンチェスターの英語留学でおすすめの学校5選
マンチェスターのダウンタウンを中心に語学学校が多く存在し、英語留学の目的に応じて学校が選べます。
マンチェスターの中でもおすすめの学校をご案内します。
インターナショナルハウスマンチェスター
リーズナブルな料金で質の高い授業を受けたいならインターナショナルハウスマンチェスターがおすすめです。家族的な温かさのある学校で、生徒の目標達成を第一に講師やスタッフ一丸となってサポートしてくれます。
アクティビティも滞在オプションも豊富。またIELTS対策にも力を入れています。
Kaplan International Languages Manchester
アメリカやカナダにも校舎を持つKaplanのマンチェスター校。イギリス国内の他の都市にも校舎を構えるので、複数都市滞在したい方にもおすすめです。社会人の方にもおすすめの落ち着いた雰囲気の学校です。
今回紹介したおすすめの学校はほんの一例ですが、英語留学に最適な学校はいくつも存在します。
アメリカ英語に慣れている日本人にとっては比較的難しいと言われるイギリス英語ですが、ぜひ楽しみながらイギリス英語に挑戦してみてくださいね。
日本からマンチェスターへ渡航する際に必要な費用
マンチェスターは日本からの直行便はなく、アムステルダムやヘルシンキなどを経由して渡航しなくてはいけません。
日本からは14時間ほどで渡航できるので、渡航や留学中に必要な3つの費用を紹介します。
- ビザにまつわる費用
- 航空券の購入費用
- 海外旅行保険へ加入する費用
海外へ留学する際には航空券以外の費用もかかってしまい、目安としては半年で30万円、1年で50万円ほどかかってしまいます。
実際に渡航費はいくら必要なのか、詳しく紹介していきますね。
ビザに関する費用
イギリスへ留学する際の学生ビザは3種類あり、大きくわけると6ヶ月以内なのか7ヶ月以上なのかで変わります。
Standard Visitor Visa
6ヶ月までの語学学校就学の際、入国時に発給されるビザ
申請費用:無料(日本国籍の場合申請不要)
Short-term study visa(11 months)
6ヶ月を超えて11ヶ月以内の語学留学の際に発給されるビザ
申請費用:約33,000円
Student visa
12ヶ月以上の就学に発給されるビザ
申請費用:約60,000円
Youth Mobility Scheme visa
働きながら2年間の滞在、就学が可能なビザ。
申請費用:約43,000円
Short-term study visa(11 months)もStudent visaも東京または大阪のVFS Globalビザ申請センターに申請します。
なお、健康保険サービスは6ヶ月を超える滞在において必要です。1年あたり470ポンド(8万円ほど)、授業料や滞在費用とは別に考えておかねばなりません。
航空券の購入費用
航空券は時期や購入するタイミングで価格が変動するため、一概にいくらかかるとは言いにくいです。
おおまかな目安は10万円~15万円ほどと言われていますが、どこを経由し乗り継ぐのかでも費用が変わるので注意してください。
- 成田および羽田からロンドンを経由しマンチェスターへ向かう
- 日本からヨーロッパの主要都市へ行き、マンチェスターへ向かう
- アジアの航空会社を利用し、アジアで乗り継ぎマンチェスターへ向かう
最近では休暇シーズンに渡航すると直行便で30万円以上かかってしまうこともあるので、「そんなに高いお金は出せないな」と感じる場合は、時期をずらす、さまざまな航空会社の費用を比較するなど、最適なアドバイスをするので、お気軽にご相談くださいね。
海外旅行保険へ加入する費用
海外旅行保険は国によって変わるものではなく、プランに応じて保険金額が異なります。
マンチェスターは治安が良いとはいえケガや病気、万が一のリスクに備えて絶対に加入してくださいね。
- 治療費が免除される
- キャッシュレスに対応している
- 24時間体制のサポートを受けられる
このようにメリットが多いので加入をおすすめするものの、半年で13万円、1年で26万円ほど費用が掛かってしまいます。
期間に応じて費用が異なるので、留学期間に応じて費用を計算してみてくださいね。
マンチェスターに英語留学をしたら学費はいくらになるのか
マンチェスターに英語留学をする場合、学校ごとの授業料に差はなく月に15万円から20万円ほど必要です。
週15時間から20時間程度の授業料なので、コマ数が多い学校へ留学した場合はさらに授業料が高くなってしまいます。
- 入学金1万円
- 空港から滞在先までの送迎費用1万円
- 滞在先の手配にかかる費用1万円
- 教材費5,000円
- 学生ビザを申請する場合の国際郵便手配料1万円(書類の郵送を希望する場合)
授業料以外には上記の費用が入学時に諸費用としてかかってしまうので、留学前後は5万円ほど上乗せして費用が掛かってしまいます。
半年留学する場合は100万円から120万円、1年の場合は180万円から240万円ほど学費がかかるので、留学期間に応じて授業料を計算してみてくださいね。
英語留学でマンチェスターに住む場合の生活費
マンチェスターの生活水準はIndex of Multiple Deprivation 2004の調査によると、世帯当たりの平均年収は日本円で約385万円と国全体の平均より2割少ないと報告されています。
- 滞在費の目安
- 最低限必要な食費
- スマホ代や通信費
- 消耗品などの雑費
- 交通費
どのように留学期間を過ごすのかで生活費は大きく変わるので、出費を抑えることも十分可能です。
留学費用だけでなく生活費も念頭に置いてシミュレーションしなければいけないので、食費や消耗品などにいくらかかるのか大まかな費用を紹介していきますね。
滞在費の目安
留学する学校ごとに手配している滞在方法は変わりますが、一般的には学生寮やホームステイで滞在する人が多いです。
そのほかにはシェアハウスやアパート、ホテルで滞在する方法もありますが、1番人気のホームステイの費用を紹介していきます。
- 1ヶ月13万円
- 半年85万円
- 1年170万円
あくまでの目安となりますが、半年以上の留学であればシェアハウスのほうが費用を抑えられます。
1ヶ月10万円以上と高く感じてしまうかもしれませんが、1泊2食付きのホームステイは食費も込みの金額なのでいろいろとシミュレーションしてみてくださいね。
最低限必要な食費
滞在先に食事がついているのかで食費は大きく異なりますが、日本に比べ物価が高いマンチェスター。
それだけでなく、外食をする際にはチップが必要なので、チップ代を浮かせたい場合は自炊をおすすめします。
卵6個 | 150円前後 |
牛肉(100gあたり) | 225円 |
豚肉(100gあたり) | 150円 |
日本米(5㎏) | 3,000円 |
コーラ1本 | 180円 |
牛乳2リットル | 220円 |
りんご10個 | 200円 |
レストランで食事をすると1食2,000円~4,000円以上と日本の倍以上かかってしまいますが、野菜や果物に消費税がかからないイギリスは自炊をすれば食費を浮かせられます。
滞在方法で食費が大きく異なるので、事前に計算してみてくださいね。
スマホ代や通信費
必要不可欠ともいえるスマホや通信環境ですが、留学先でインターネットを利用する方法はいくつもあります。
フリーWi-Fiを利用するのも1つの手ではありますが接続が安定しないデメリットもあるため、これから紹介する3つの方法がおすすめです。
- 現地の通信会社のSIMカードを利用する
- 海外でも使えるポケットWi-Fiを持ち込む
- 日本で利用していたSIMカードでデータローミングを利用する
現地でSIMカードを契約する場合1ヶ月5GBで2,000円ほどなので、学校やカフェのWi-Fiを併用すれば問題なく利用できます。
留学期間が長くなる場合はデータ量をチャージして利用できる、プリペイド式の購入も視野に入れて検討してみてくださいね。
消耗品などの雑費
日本から洗顔フォームやシャンプー、学校で使う文房具などを持参しても、留学期間が長ければ途中で買い足さなくてはいけません。
イギリスは安い消耗品と高い消耗品がクッキリ分かれるので、消耗品がいくらくらいなのか紹介していきますね。
トイレットペーパー (4個) | 300円 |
シャンプー | 700円 |
スポーツブランドのスニーカー | 13,000円 |
風邪薬(6日分) | 600円 |
イギリスはティッシュなどの紙類は日本の倍以上するので、かなり節約しなければいけません。
消耗品などの雑費は1ヶ月で1万円~2万円ほどが目安なので、衣類やスニーカーなど必要なものは持参していくと出費を抑えられますよ。
交通費
マンチェスターは交通の便が良く、車がなくても自由に移動できます。
ロンドンなど各都市とマンチェスターを繋ぐ国鉄の駅も市内に何駅かありますが、トラムとバスが市民の足です。トラムではZone1-4にエリアがわかれています。
多くの学校や学生寮は市の中心部(Zone1)にあり、ホームステイ先はZone2~3になることが多いです。
片道運賃と1ヶ月(28日)の定期運賃を参考ください。
片道運賃 | 定期運賃 | |
---|---|---|
Zone1以内 | 1.4ポンド(240円) | 36.40ポンド(6,200円) |
Zone1-2 | 2.8ポンド(470円) | 60.20ポンド(10,230円) |
Zone1-3 | 3.8ポンド(640円) | 84.20ポンド(14,310円) |
Zone1-4 | 4.6ポンド(780円) | 101.80ポンド(17,300円) |
1年で400万円前後かかる英語留学費用を抑える4のコツ
マンチェスターはイギリスの中でも物価が安いとはいえ、学費と衣食住を合わせると年間400万円前後の費用がかかってしまいます。
「少しでも費用を抑えたい」という人のために、留学前にできる費用を抑えるコツを4つ紹介します。
- イギリス留学代行センターお客様限定キャンペーンを利用する
- 夕飯は自炊をして食費を抑える
- 長期割引で授業料が安くなる学校を選ぶ
- たくさんの情報を集める
費用を予算内に納めなければ留学が厳しくなってしまうので、誰でも簡単にできる4つの方法を紹介していきますね。
1.イギリス留学代行センターのお客様限定キャンペーンを利用する
マンチェスターには複数の格安校がありますが、イギリスには安かろう良かろうはありません。
安い授業料の学校にはひとクラスの人数が多い、学校設備が整っていないなど、それなりの理由があります。
学校の質は落とさず、なるべく費用を抑えて留学するためには、イギリス留学代行センターのお客様限定キャンペーンを利用することをお勧めします。
これらのキャンペーンは不定期ですので、チャンスを見逃したくない方はメルマガ登録をお勧めします!
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授業料を抑えればトータル費用を節約できます。
2.夕飯は自炊をして食費を抑える
1泊2食付きのステイホームが主流ではあるものの、夕飯だけでも自炊にすれば食費を大幅に節約できます。
イギリスは野菜や果物に税金がかからず安く購入できるので、1食だけでも自炊に変えると支出を抑えられますよ。
- ALDI
- ASDA
- Lameizi
上記のスーパーはマンチェスターの相場よりも安く購入できると評判で、食費を抑えるのに最適です。
日本でもおなじみのプライベートブランド商品を購入すればさらに食費が安くなるので、滞在先の近くに格安スーパーがないか事前に探しておきましょう。
ただし、学校とホストファミリーの契約によっては自炊不可としている場合もありますので、事前に必ず確認するようにしましょう!
学生寮ではお部屋にキッチンがついているタイプ、キッチン共有タイプと様々ですが、工夫次第ではホームステイよりも安く生活できるかもしれません。
3.長期割引で授業料が安くなる学校を選ぶ
すべての語学学校ではないものの、1年の長期留学の場合は割引が適用されるコースも存在します。
長期割引コースがある学校を2つ紹介します。
- インターナショナルハウスマンチェスター
- カプラン・マンチェスター校
長期で留学する場合は割引プランがあるかどうかも要チェックですね。
4.たくさんの情報を集める
お金がかかる英語留学だからこそ、どの学校を選ぶのか、どのくらいの期間滞在するのかなど事前にリサーチをしておかなければいけません。
だからこそ情報収集はとても大事なので、少しでも多くの情報を得ると視野が広がり新たな選択肢が増えるかもしれません。
- 無料で資料を請求し、ネットだけではわからない情報を得る
- 英語留学を経験した人へ感想や体験談を聞く
- マンチェスターに詳しい人に話を聞く
事前の情報収集こそ英語留学を成功させる秘訣なので、漠然とした不安を抱えている人こそ入念にリサーチしておきましょう。
「誰に聞けばいいかわからない」という人は、1度資料請求だけでもしてみてくださいね。
資料請求はこちら
マンチェスターへ1年英語留学をした場合は最低でも400万円前後は必要
マンチェスターは大都市でありながら留学費用が安いものの、学費や生活費、渡航費用などで年間400万円前後はかかってしまいます。
今回紹介した費用はあくまでも一例なので、相場より安くなることもあれば高くなることもあります。
少しでも費用を抑えたい場合は、さまざまな角度から比較検討を重ねて、何が自分にとって1番良いプランなのか考えてみてくださいね。
写真で見るマンチェスター留学
(最終更新日2023.3.8)