
8. ホームステイについて
本当のイギリス、本当のイギリス人を知るにはホームステイが一番の近道です。
ホストファミリーは、学校や滞在先周辺の生活情報を教えてくれる貴重で頼もしい存在でもあります。
英語の上達にはホームステイが一番です。
なお、イギリスのホームステイは下宿タイプです。
基本的には「ベッド」と「食事の提供」が留学生との契約内容となります。
また、夏でも過ごしやすいイギリスでは、各家庭にエアコンがないことが普通です。
しかし、近年では、猛暑となる年もあります。
暑いのはイギリス人にとっても同じで、日本の当たり前が世界の当たり前ではないことを学べるのも留学です。
8-1. ホストファミリーに関するリクエスト
リクエストはあくまでもご要望としてご予約時に承ります。
確約ではございませんのでご了承ください。
ご出発間近のご予約の場合は滞在先決定がご出発間際になることもあります。
ホストファミリーの社会的地位、階級、人種、宗教についてのリクエストは承ることができません。
何気ない一言が思わぬトラブルを招くこともあります。
留学中も十分に注意しましょう。
8-2. ホームステイ先はいつ決まる?
ご出発2週間前頃までに決まります。
6か月を超える11ヶ月までの留学の場合、ビザ発給後に滞在先のご連絡となることがあります。
現地より詳細情報が送られてきましたら、弊社よりお客様へメール添付にてご案内します。
8-4. ホストファミリーへの事前連絡は?
必ずしなければならないものではありません。
しかし、“よろしく”の一言があるとないとでは相手にとって印象は違うかもしれません。
手紙の場合は日本とイギリスの郵便には1週間~10日ほど要します。
メールの場合は必ずしも相手がメールを開くとは限りません。
また、返事も書いてくれるとは限りません。
学校によっては留学生本人からホストファミリーへ、到着時間について直接連絡するよう義務付けているケースもあります。
その必要がある方には滞在先詳細をお送りする際に個別にご案内しております。
8-5. 洗濯はしてくれるの?
毎日洗濯をする習慣があるのは日本ぐらいです。
イギリスでは週に1回しか洗濯しない家庭がほとんど。
原則週1回の洗濯がホームステイ費用に含まれていて、それ以上は有料というファミリーもあります。
下着・靴下などは少し多めに持っていくとよいでしょう。
また、小物類をシンクで洗いたい場合や、物干し場所などについては現地にて直接ホストファミリーにご確認ください。
部屋干しは避けましょう。
湿気でカビの発生や、壁紙・カーペットを傷める原因になり、弁償を求められることもあります。
8-6. ドライヤーはある?
留学生への貸し出しは基本的にはないとお考えください。
長期の滞在なら持参してもいいかもしれませんが、変圧器とアダプターをお忘れなく。
イギリスの電圧は240Vで、プラグ形式は3穴のBFタイプです。
8-7. タオル・石鹸・シャンプー類は?
ご自身でお揃え頂きます。
最初は生活に慣れることで精いっぱいで、
着いてすぐ日用品を買いに奔走するのも現実的ではありません。
長期の方でも、石鹸等は最初の1週間分ほどは日本から持参するとよいでしょう。
8-8. お風呂は?シャワーは?
日本のお風呂と違って、洗い場はありません。
バスタブのみのところがほとんどです。
日本のように湯船に浸かって疲れを取ることはほとんどありません。
汚れをさっと落とす程度の習慣です。
シャワーの水圧もお湯の温度調整も日本のそれとは異なります。
貴重な水ということを意識して、お風呂の時間は10分程度を心がけましょう。
8-9. 土日の食事は?
食事の条件はお申込みいただいた内容にもよります。
1日2食付の場合は、朝食と夕食が提供されます。
土日はこれが昼食と夕食に変わることもあるかもしれません。
イギリスの食事時間の習慣は日本と同じですが夕食時間が遅めの家庭、家族そろわずに食事をする家庭など、生活スタイルによって様々です。
他に留学生が滞在している場合は、留学生同士で食事をすることもあります。
もし、外出等で食事が不要になる場合は前もって、ホストファミリーにその旨を伝えるようにしてください。
また、不要になった食事の返金はございません。
8-10. ステイ先でのキッチン利用は?
基本的には留学生のキッチンや冷蔵庫の使用は認められていません。
これは、ガス代や電気代などホストファミリーの負担が生じるためです。
また、火事などのトラブルを防ぐためでもあります。
8-11. 他の国の学生がいることもある?
ホストファミリー宅で空き部屋がある場合は他の学生にも貸していることがあります。
1家庭に2~3人の学生が同じ屋根の下、別々の部屋で暮らしているということも珍しくはありません。
友人作りの絶好のチャンスです。
また、先に滞在開始していた「先輩」があれこれと情報を教えてくれることでしょう。
8-12. トラブルを未然に防ぐには?
日本の常識がイギリスの常識とは限りません。
例えば、イギリスでは水は貴重なもの。
みんなが大切に使っています。
電気もしかり。
みなが貴重な資源だということを日々意識して節約しています。
出かける際に携帯やパソコンの充電器を差し込んだまま外出したり、電気をつけっぱなし・・・ということは避けたいものです。
また、ホストファミリーに最初に対面したとき、家庭でのルールを確認しておくとトラブルやのちのちの誤解を防ぐこともできます。
8-13. それでも問題が生じてしまったら?
まずは当事者間、すなわちお客様とホストファミリーと話し合ってください。
解決できない場合は学校スタッフに相談をしましょう。
それでも解決が無理な場合は、弊社でもできる限りのお手伝いはさせて頂きます。
8-14. 滞在先の変更を希望するときは?
やむを得ず、滞在先を変更したいときは学校スタッフへ直接ご相談ください。
またこの場合すぐに次の滞在先が確保されるとは限りません。
学校によっては、変更手数料が生じたり、また滞在方法を変更した結果、滞在費に差額が生じる場合は、追加分のお支払いが必要です。
料金が高いプランから低いプランへの変更の際、返金はありません。
8-15. ホームステイ成功の秘訣は?
ホームステイを成功に導くには
・日本の常識でイギリスを見ない
・家庭内ルールを最初に確認する
・積極的にコミュニケーションをとる
の3点が非常に重要となります。
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