イギリスの大学と大学院を卒業した松井です。
皆さんに実際の学生生活を想像してもらえるよう、私の留学経験談をお話ししますね!
経験談①はこちら
私は日本の高校を卒業した後、イギリスにあるウインチェスター大学の付属ファウンデーションコースの授業を受講しました。
コースには、日本、韓国、中国、香港、トルクメニスタン、カザフスタン、ブルガリ、オマーン、ブラジルなど多国籍な学生が在籍していました。
◆英語◆
1学期の一般英語とは異なり、2学期の英語の授業はIELTS対策が中心でした。
IELTSとは英語のレベルをはかる資格試験です。
大学入学のために、ファウンデーションコース在籍時に、正式なIELTS試験の再受験は不要でした。
しかし、大学入学に必要な英語力のIELTS 6.0~6.5相当があると、講師に判断してもらう必要があったので必修科目として学びました。
授業は、IELTSの教本を元に授業が進みました。
IELTSの授業で学んだライティングスキルは、大学で論文を書く時にかなり役に立ちました。
私は学部で経営学を専攻したので、マーケティングでアンケートを集計した際にも、自分で表を作成して分析をした際にも、IELTS対策の授業で学んだことが活かせました。

◆専門分野◆
1学期は教科書に沿って専攻分野の授業を学びましたが、2学期は論文を書くことがメインになってきました。
1学期では500words程度の専攻分野に関する論文を書きましたが、2学期では1,000~1,500wordsに増えました。
徐々に課される論文の文字数が増えたので、論文を書くための準備に必要な時間を管理したり、論文に適した英単語を使ったり、少しずつ慣れることができました。

◆ファウンデーションコース修了論文◆
コース最後には修了論文として、これから大学で学ぶ分野について書きました。
2,000wordsが必要でした。
これは、学部で提出する課題と同じ単語数です。
IELTSの受験対策をしている方はご存知かもしれませんが、IELTSのライティングTask2には自分の意見を250words程度で書くというものがあります。
その8倍の長さが2,000wordsです!!
また、大学では自分の意見を、教科書やアカデミック論文(過去の研究)などの文献を用いて述べるため、たくさんの参考文献を読むことが必要です。
ファウンデーションコースの修了論文では、教科書やアカデミック論文を読んだ上に、慣れない2,000wordsを書くのに大変苦労しました。

◆学部入学後◆
勉強スキルを身に付けたおかげで、学部に入学した時にスムーズに勉強を始めることができました。
自分には…
・2,000wordsの論文を書いたことがあるんだという自信
・イギリススタイルの授業を受けてきたという自信
・更にファウンデーションコースを修了した自信
もあり、学部の授業に慌てずに参加できました。
また私は、大学付属のファウンデーションコースに参加していたので、学部生もいるキャンパス内で授業を受けました。
学部入学時には、大学図書館の使い方やオンライン教材のアクセス方法にも慣れていました!
ファウンデーションコース中から大学のサークル活動にも参加していたので、学部1年生にもかかわらずキャンパス内でサークルの友達とすれ違うととても誇らしく思いました!
私はファウンデーションコースのおかげで、充実した学部生活を送ることができました!
日本の高校を卒業した方は、ファウンデーションコースやそれに相当する準備コースに通っていただくことを強くお勧めします!
ファウンデーションコースのおかげで学部での授業理解が更に深まり、充実した生活を送っていただけます!
次回は、私の大学1年生の経験談についてお話しします!
お楽しみに!